初井 光人(メキシコ国立自治大学アカトラン/メキシコ)

 

日本の大学で4年間プレーしたアメフトをもっと高いレベルでやりたい、と留学することを選びました。また、誰も知り合いのいない、言葉も文化も違う厳しい環境で自分を鍛えたいと思ったことも理由です。最初は全くスペイン語がわからず、もちろんミーティングの内容も理解できない。それでもやらなければ、と毎晩毎晩辞書を繰りながらプレーの勉強をしました。自ら選んだ逆境であったからこそ必死になれたのだと思います。アメフトはポジションによって専門性がそれぞれ異なり、努力すれば誰でもチームNo.1になれるスポーツです。それは国が変わっても同じです。めげずに努力を怠らなければ必ず自分に返ってくる、それを実感しています。

高田ジェームス(ユタ大学/アメリカ)

 

早稲田大学への進学を辞め、アメリカの大学に通いアメフトを続けた理由は、勉学とアメフトの両方が日本では物足りないと感じたからです。NFL選手になる目標や、アメフトをプレーしなくなった後の自分の将来をもっと充実させるためにもアメリカへ行きたいと強く感じ、決めました。大きな決断でした。この一歩を踏み出せない人が大半だと思います。ですが、行動に出た後悔より、行動に出ない後悔の方が重いと信じています。

小笠原 伊武希(グリネル・カレッジ/アメリカ)

 高校卒業後の進路で悩んでいた時に留学という選択肢を見つけ、これしかない!と直感しました。小さい頃からスポーツに慣れ親しんできて、高校では自転車競技を経験しました。進学先がアメリカであってもスポーツを続けることは僕にとって自然なことでした。本場でプレーをするのが純粋にかっこいい、と思ってアメフトを選びました。競技自体の面白さにも虜になりましたが何より良かったのは様々な価値観、文化、言語圏から集まったチームメイトとアメフトを通じて関係を築けたことです。全く違うバックグラウンドを持っていても、同じ目標を持って日々切磋琢磨することで通じ合えると感じました。リーダーシップやチームワークの重要性も今まで以上に深く学ぶことも出来ました。

 

遠藤 太朗(UCバークレー/アメリカ)

 

僕がアメリカの大学へ留学しようと決めた理由は、純粋に「チャレンジ」がしたかったからです。一人で見知らぬ土地に渡ると勉強やアメフトに限らず、生活、人間関係など全てのハードルが高くなり、それを乗り越えるために様々な努力と試行錯誤が必要でした。上手くいくことばかりではない中で、勉強でもアメフトでもそれぞれ決めていた、絶対に達成したい目標に向かって駆け抜けた日々は、社会人になった今でも大きな財産となっています。まだ見えない目標や夢に向き合い、邁進するために留学を選ぶ事は誰でも出来るわけではありません。でも、そのチャンスがあるならば、チャレンジしない理由は無いと思います。僕は留学したことで自分らしくユニークに生きる大切さを学び、またその経験が今大いに役立っています。是非皆さんも自由な発想を持って、好きなことに挑戦して下さい。